AB InBevの企業文化は「10 Principles」に集約されていると思います。大きな目標を掲げる「Dream Big(大きな夢を持つ)」や、それを自ら動かしやり抜く「Ownership」の精神などは、単なるスローガンではなく、日々の業務レベルにまで浸透されています。商品やブランド、サービスは、例えばM&Aなどで手に入れることができるかもしれませんが、企業文化は長い年月をかけて社員一人ひとりが築き上げてきたものであり、簡単に真似したり買ったりすることはできません。だからこそ、この強いカルチャーはAB InBevならではの魅力です。主体的に動ける人、変化を楽しめる人、そして大きな目標に向かって全力で取り組める人には、最高にフィットする環境だと思います。
04AB InBevにはどんな人が多いですか?
非常に優秀で、意欲的なメンバーが多いと感じます。AB InBevには「自分より優秀な人を採用すべき」という考え方が根付いており、それぞれが高い専門性やスキルを持ちながらも、学び合い、刺激し合える環境があります。また、「Work Hard, Play Hard」の精神が強く、仕事では全力で成果を追求し、終われば思い切り楽しむメリハリのある人が多いのも特徴です。プロジェクトに向けて集中し、仲間と達成感を分かち合う、その一体感が大きなモチベーションにつながっています。
05ずばり、AB InBevの魅力とは?
AB InBevの大きな魅力は、「Meritocracy(実力主義)」の文化です。年齢、性別、人種、勤続年数に関わらず、成果を出し、将来の可能性があると認められた人には、積極的に昇進やチャレンジングな仕事の機会が与えられます。こうした考え方を掲げる企業は数多くありますが、AB InBevはそれを言葉だけで終わらせず、仕事の任せ方にもしっかり反映されています。自分の努力や成果が正当に評価される環境だからこそ、大きなモチベーションを持って成長し続けることができます。
印象に残っているのは、コロナビールの数量限定デザインバケツを使った販促を初めて実施したときのことです。今では定番の販促手法となっていますが、当初はマーケティングチームから反対の声もありました。それでも、日本市場の特性に合うと確信し、粘り強く提案を続け、最終的にはCorona Global Brand Teamからの承認を得ることができました。この経験から学んだのは、日本のマーケットを最も理解しているのは現地チームであるということ。そして、本当に必要だと感じる施策は、積極的にチャレンジすべきだということです。結果、この販促は大成功を収め、翌年には私たちが作成した限定デザインバケツが展開され、今でも大きな売上を生み続ける施策となっています。